別のPCやサーバーでPythonを使用する際に、パッケージをそろえるのが大変ですよね
pip freeze を使用すると、パッケージ情報を出力でき、
それをもとに pip install するとパッケージをそろえられるので、便利です!
今回はその方法をご紹介します
pip freeze とは?
Pythonのパッケージをpipで管理している場合、
pip freeze コマンドでインストールされているパッケージ一覧を出力できます
(実行結果)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
$ pip freeze appdirs==1.4.4 asgiref==3.5.2 astroid==2.11.7 asttokens==2.0.8 autopep8==1.7.0 backcall==0.2.0 black==22.6.0 ... |
pip freezeを用いたパッケージのインストール
インストール手順は以下です。
- 元の環境のパッケージ一覧をテキストファイルに出力する
- インストールしたい環境で、1. のファイルを使用して pip install
- インストールできたか確認する
元の環境のパッケージ一覧をテキストファイルに出力する
コピー元の環境でインストールされているパッケージ一覧を取得します
具体的には、先ほどご紹介した pip freeze の結果をテキストファイルに出力します
1 |
pip freeze > requirements.txt |
コマンドを実行した場所に、requirements.txt というファイルが作成されました。
このファイルの中身を確認すると、pip freeze の実行結果が保存されています
インストールしたい環境で、1. のファイルを使用して pip install
pip install コマンドに r オプションで requirements.txt を指定します
1 |
pip install -r requirements.txt |
インストールできたか確認する
pip freeze コマンドでインストールされているパッケージを確認します。
コピー元の環境のパッケージがインストールされていれば、完了です
1 |
pip freeze |
参考記事

Python, pipでrequirements.txtを使ってパッケージ一括インストール | note.nkmk.me
Pythonのパッケージ(ライブラリ)をpipで管理している場合、設定ファイルrequirements.txtを使って指定のパッケージを指定のバージョンで一括インストールすることができる。User Guide - Requirements Files - pip documentation v23.2 pipの一括イン...

pip freezeして、パッケージを管理する - Qiita
前提この記事でわかること: python におけるパッケージの管理方法pythonのバージョン: Python 3.10.0pythonでのパッケージ管理はpipを使うpipコマンド でパッ…
コメント