【書評】人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの

技術書

 

人工知能は人間を超えるのか?

人工知能が急速に発展している昨今、ホットな話題の一つだと思います。

 

人工知能に仕事が奪われてしまうのか?

人間を超え、人工知能に支配される未来は来るのか?

 

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
という本は、このような問いに対する答えを知ることができます。

 

基本情報

 

 

タイトル 人工知能は人間を超えるか
著者 松尾 豊 
出版社 KADOKAWA
初版 2015/3/10

 

おすすめの人

 

  • 人工知能ってブームになっているけど、なんかよくわからん
  • 過去→現在→未来 と時系列にそって人工知能を知りたい

 

初版が 2015/3/10 ではありますが、人工知能の本質が書かれているため
本書を読んだ日の状況と大きく異なることはないかと思います

 

3つのポイント

1. 人工知能はディープラーニングによって急速に発展した

 

近年、ブームとなっている「人工知能

実はその歴史は古く、今回で3回目のブームとなっています。

 

第一次人工知能ブーム:1950年代後半~1960年代
第二次人工知能ブーム:1980年代
第三次人工知能ブーム:2010年代~

 

3回目のブームの火付け役が「ディープラーニング」という手法です。

2012年、トロント大学がこの手法を用いて、
エラー率15%台というほか(※)を圧倒する精度の画像認識人工知能を開発しました。
※ほかの人工知能は20%台後半

 

ここからディープラーニングの研究が盛んにおこなわれ、ビジネスにも多用されます。

 

ディープラーニングとは….

脳の構造を模したニューラルネットワークという手法をもとにした手法。
膨大な量のデータから特徴を抜き出すこと(学習)により、
精度の高い予測を可能にしています。

 

2. 知能と生命は別軸の話

 

画像認識やビッグデータの解析など特定の作業において人工知能が人間を上回っています。

このまま人工知能は人間を超え、支配されるようになるでしょうか?

 

シンギュラリティという言葉を聞いたことがあると思います。

これは、人工知能が人間を超えることを意味しており、
人工知能が自分の能力を超える人工知能を生み出すことができる時点を指します。

 

もう少しかみ砕くと、↓のようなイメージになります

 

 

このように自分より賢い人工知能が作れるようになると、加速度的にどんどん賢くなっていきます

このサイクルを大量に回していくと、じきに人間よりも賢くなります

 

人間よりも賢くなったら、人工知能が支配するようになるでしょうか?

答えはNoだと、本書では言及しています。

 

なぜなら、知能と生命は別だからです。

つまり、賢いことと意志(意識)があることは関係なしです。

 

どんなに天気を当てることができても、

どんなに画像を見分けることができても、

人間を支配しようとはしないということです。

 

なので、人工知能が人間を支配するのは夢物語となります。

 

3. 人工知能を独占されるほうが怖い

 

人工知能に支配されることよりも怖いことがあります。

 

それは、

人工知能の技術を独占されることです。

 

GoogleやMetaなど、世界的な企業が人工知能に積極的に投資しています。

それにより、技術の発展がめざましくなっています。

 

これらの企業が技術を独占してしまうと、その他の企業は利用や改良が難しくなり、

市場が独占され、格差がどんどん広がってしまう。

 

人工知能が支配することは夢物語ですが、

人工知能を使って市場を独占することが可能になります。

 

この競争に勝つべく、日本も手と手を取り合い、

人工知能の研究を進め、ビジネスに昇華させることが重要になります

 

感想・まとめ

 

未来を予測するためには、過去や現在を知る必要があります。

本書を読めば、人類と人工知能が描く未来のイメージがつくと思います。

 

また、軽くではありますが、人工知能の仕組みについても解説されています。

たとえが多用されているため、専門知識がなくても理解しやすくなっています。

 

今後、さらに人工知能を活用したビジネスが発展していく可能性が高いので、
遅れないよう本書を読むことを強くオススメします。

 

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