【書評】「渋谷で働く社長の告白」をまとめました。

ビジネス書

 

サイバーエージェント(CA)の社長である藤田晋さんの著書「渋谷で働く社長の告白」の紹介です。

 

本書は幼少期~学生時代~創業期~上場までをメインに取り扱っています。

藤田さんがどのような思いでCAを創業し、大きくしていったかを知れます。

 

とても読みごたえがあるので、興味を持った方はぜひ読んでみてください!!

 

 

また、続編(?)「起業家」についてはこちらをご覧ください!

 

なぜCAを創業したのか?

 

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則」を読み、

 

21世紀を代表する会社をつくる

 

という目標をたて、実現するためにCAを創業しました。

 

もう少し具体的には、

ソニーやホンダのように人々の生活や社会に多大な影響を与える会社

をつくるという目標になります。

 

藤田さんの仕事哲学

社長には忍耐力が必要

 

事業はすぐには黒字にできないため、たとえ赤字であっても信念を貫くことが大切です。

社長がブレなければ、社員も安心して働けますよね!

 

目標を現実にする

 

予定はなくても「2年で上場する」と宣言し、それに向かってハードワークします。

実際に創業2年で上場しているあたりが素晴らしいですよね。

 

また、会社を立ててから事業内容を決めるなど、
外側を作って中身を作りこんでいくという姿勢が随所に描かれています。

 

「できない」といわない

 

できないと言ってしまうのは簡単です。

しかし、取引先からできるか聞かれるということは、できればビジネスにつながります。

 

つまり、できない = 機会損失 になってしまうのです。

 

事業のタネは日常生活に転がっているということですね。

 

知名度を上げる

 

どんなにいいサービスや事業を展開していても知ってもらわなければ意味がありません。

特にネットの世界は自分からアクセスしにいくため、知って選択肢に入れてもらう必要があります。

 

メディアへ露出したり、広告を出したり、マーケティングに力を入れたりして知名度を上げることが会社が飛躍するチャンスにつながります。

 

長時間労働をする

 

週〇〇時間労働する」と決め、ハードワークをします。

具体的に数字を決めておくことで、空き時間に自分から仕事を見つけるようになります

 

夢のためにできることはなんでもする

 

当たり前のことですが、なかなか実践できないこと。

たとえ危機を迎えたとしても、下を向かずにできることをし続けることが大事です。

 

優秀な社員に高いモチベーションではたらいてもらう

 

結局は人が仕事をするので、優秀な人材にガンガン働いてもらうことがそのまま競争力になります。

 

そのため、

  • 採用に力を入れ、優秀な社員に入社してもらう。
  • 広くてきれいなオフィスにするなど環境面からサポートする

など、人材や職場への投資を惜しみません。

 

失敗から多くを学ぶ

 

日本人は特に「失敗=悪いこと」と捉えがちです。

ですが、成功するためには失敗から学んだことを実践するしかないのです。

 

藤田さん含めCAは失敗から学ぶことで新規事業の成功率が上がっていきました。

 

毎日事業プランコンテスト

 

創業期に毎日実施していたコンペ。

営業代行以外に軸となる事業がなかったため、インターネット関連の事業を作り出すために実施していました。

プレゼンする事業プランのない社員には厳しく叱責するなど、本気度がうかがえます。

 

おそらく事業プランもしっかりしたものではなく、なんでもいいからとりあえず考えてみようという量質転化の精神で実施していたのかなと思います。

サイバークリックなど、ここから生まれた事業もあります。

 

最後に

 

やると決めたらとことんやりぬく不屈の精神でCAを大きくしていると感じました。

 

起業を考えている方はもちろん、

考えていない方でも本書を参考に仕事への考え方や取り組み方を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

 

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