【日商簿記3級】概要は?どんな問題が出るのか??

日商簿記検定

「何か資格を取得したい」

「お金の勉強をしたい」

と思い、簿記3級の受験を考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は簿記3級がどんな試験なのかやどんな問題が出るのかを
ご紹介していきます。

※日商簿記検定3級に関して解説していきます

 

結論
・簿記3級は、簿記の入門のような資格
 →合格率は40%前後なので、しっかり理解すれば誰でも合格可能
・試験方法は、統一試験とネット試験の2種類
・問題は第1問~第3問の大問が3つ
・第1問は仕訳問題
・第2問は勘定記入、補助簿、空欄補充など
・第3問は財務諸表の作成などの決算に関する問題

 

簿記について知りたい方は以下の記事をどうぞ!

 

簿記3級とは??

 

3級
受験資格 なし
試験方法※ 統一試験
ネット試験
試験時間 60分
受験料 2,850円
試験科目 商業簿記
合格ライン 70%以上
合格率 40%前後
勉強時間 50~70時間

※統一試験:商工会議所へ行き、紙媒体かつ受験者全員が同一のテストを受験
ネット試験:テストセンターへ行き、PCを用いて受験者ごとに異なるテストを受験

<イメージ>
基本はOK、使えるようになるためにもう少し知識必要 = 小規模の会社レベル

 

合格率

 

参考:3級受験者データ(日商簿記検定HPより)

グラフを見ると、多少ばらつきはありますが
合格率は
40%前後
ととらえていただいて構いません!

勉強すれば、どなたでも合格可能な資格になっています!

ただ、暗記すればOKのような資格ではないため、
十分理解し取引の流れをイメージできるようになる必要があります。

 

問題構成

 

第1問~第3問の3つの大問から構成されています。

ここからはそれぞれの大問について解説していきます!

 

第1問(45点)

 

仕訳問題が15問×3点の合計45点分出題されます!

行われた取引からそれぞれの勘定科目に仕分けていく問題になります。

個人的には第2問や第3問よりも基本的な問題が多く比較的簡単なため、得点源だと思います。

ここで40点以上取れれば、ほかの問題で半分ほどとれれば合格になるので、だいぶラクです

例題

 

Q. \50,000を売り上げ、\10,000は現金で残りは掛けとした。

A.

借方 貸方
現金   10,000 売上   50,000
売掛金  40,000

 

第2問(20点)

 

勘定記入、補助簿、空欄補充など問題のバリエーションが多いです

 

勘定記入

 

推定問題や期末の処理、それらの複合問題が出題されます

推定問題:ほかの個所から取引を推定し、空欄を埋めていく問題

期末の処理:損益への振り替えや繰越利益剰余金の処理など

 

補助簿

 

以下の2種類の問題が出題されます

  1.  行われた取引に関してどの補助簿に記帳するか
  2.  補助簿への記入(例:商品有高帳、売掛金元帳、買掛金元帳)

個人的に他の問題に比べてケアレスミスが多い問題だと思っています

例えば、

  • 仕入れ戻しの際に商品有高帳にも記入すること
  • 先入先出法と移動平均法のどちらで記帳していくか

 

空欄補充

 

文章の中に空欄があり、用語を入れていく問になります

用語の意味を問われる問題はここだけなので、対策がおろそかになりやすい問題です

また、理解があやふやな用語の意味が問われるイメージなので、
用語の理解もしっかり行うようにしましょう!

 

第3問(35点)

 

決算に関する問題が出題されます

処理前の表と決算後の処理を10個ほど指定され、
試算表や精算表、損益計算書と貸借対照表を作成します

計算することが多く、最終的な計算結果が合わないことがあります。

その場合、いくら合わないかで原因を探すようにしましょう!

また、部分点が出るため、すべての数字があっていなくても
高得点が取れますので、ひとつずつ丁寧に処理していきましょう

 

まとめ

 

今回は簿記3級について解説しました!

受験する判断材料になればうれしいです!!

 

結論
・簿記3級は、簿記の入門のような資格
 →合格率は40%前後なので、しっかり理解すれば誰でも合格可能
・試験方法は、統一試験とネット試験の2種類
・問題は第1問~第3問の大問が3つ
・第1問は仕訳問題
・第2問は勘定記入、補助簿、空欄補充など
・第3問は財務諸表の作成などの決算に関する問題

 

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