簿記とは??初心者向けに徹底解説します!

 

就職や転職に有利になるという理由で、簿記の資格を取得したいという人も多いと思います

それだけでなく、会社の経営状態がわかるようになり、
投資といった資産形成の場面でも役に立つ知識です。

今回は、人気資格の一つである簿記について徹底解説します！

 

簿記とは？？

簿記とは帳簿を記入する技術

 

見出しのとおり、簿記とは帳簿を記入する技術のこと

 

 

帳簿に記録するときのルールを学ぶことが簿記検定の勉強になります。

なので、
×簿記＝資格
〇簿記検定＝資格

帳簿に記入していく項目は大きく分けて以下の5つ

1. 現金や預金、固定資産といった資産
2. 借金(借入金)や買掛金といった負債
3. 資本金や利益準備金といった純資産
4. 商品の仕入や従業員への給料といった費用
5. 売上や受取手数料といった収益

取引が発生すると、これらの項目をもとに整理し帳簿に記入していきます。

 

簿記の目的

 

簿記の目的は財務諸表を作成すること

 

 

なので、財務諸表が読める＝会社の状態がわかるようになり、
転職・就職先や投資先の選定に役立ちます！

加えて、財務諸表が作成できると確定申告時にも役立ちます！

財務諸表には、貸借対照表と損益計算書があります。

①貸借対照表
資産、負債、資本といった財務状況をまとめた表

②損益計算書
会計期間中にいくら使い、いくら儲けたかを示す書類

 

簿記の大まかな流れ

 

ざっくりと以下の流れになります！

①日々の取引やお金の流れを帳簿に記録する

②会計期間後、帳簿をもとに財務諸表を作成する

 

簿記検定の種類

 

簿記検定は以下の3種類があります。

①日商（日商簿記検定試験）
・日本商工会議所が主催
・最も知名度が高く、社会人が受けることが多いため、就活や転職に有利

②全経（簿記能力検定）
・全国経理教育協会が主催
・経理学専門学校の生徒が受験することが多い
・上級に合格すると税理士試験の受験資格となる

③全商（簿記実務検定試験）
・全国商業高等学校協会が主催
・主に商業高校の学生が対象
・1級は大学の受験資格になることもある

 

 

ここからは、日商について解説していきます。

 

日商簿記

試験方法

 

試験方法は以下の2通りです

1. 統一試験
2. ネット試験

 

1. 統一試験

 

・紙媒体のテストで受験者全員が同じ問題を解く
・試験日は年3回(6月第2週、11月第3週、2月第4週）

 

 

2. ネット試験

 

・全国のテストセンターのPCで受験者ごとに異なる問題を解く
・試験日は、テストセンター指定の日時（一部期間を除き年中受験可能）

 

 

レベル

 

• 簿記初級
• 原価計算初級
• 簿記3級
• 簿記2級
• 簿記1級

の5種類あります。

受験資格はないため、どの級でも受験可能です。

筆者としては、簿記3級から受験していくのがおすすめ！

教養や転職・就職のために取得するのであれば、簿記3級と2級がよいと思います

簿記1級はとても専門的な知識になるため、仕事で必要であったり、
税理士試験のために取得する方のみ受験するレベルになります。

 

学習方法

 

簿記の勉強をするにあたって、独学か通信講座か迷うと思います

ここでは、それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます！

 

独学

 

 

なので、

• 学習コストを抑えたい
• 自分で勉強スケジュールを管理できる(したい）

といった人におすすめ

通信講座

 

なので、

• 効率よく合格したい
• 自分だけではモチベーションの維持が難しい
• スケジュール管理が苦手 

といった人におすすめ

 

まとめ

 

簿記についてイメージがわいたのではないでしょうか？

勉強して損はない資格なので、ご興味がある方はぜひ受験してみてください!